2011-02-20

彼の疑問の答え:正解

一年前タイトルしか決まってなくて進まなかった小説のタイトルは、


すぐ齧れすべて舐め尽くせ

でした。


彼が答えたのとは、長さと、カとレだけの文字だけ、合っていました。
でもどことなく雰囲気似てるので、サービス点で25点くらいあげます。

2011-02-19

タイトル

部屋を掃除してたら、彼に自分が絶対見られたくない手帳を見つけられてしまいました。

それがきっかけで、私が小説を書こうとしていたのを、彼は思い出したのです。

彼はこち亀しか読まない人なので、そんなことは興味ないだろうと思い、言ってなかったんやけど、友達がふとした時に、悪意なくですが、書こうとしていることとタイトルを彼にばらしてしまったのが一年前くらい。

「題何やったっけ?確か長かったよね〜?3行くらいの」

彼は思い出そうとします。
「もういいって〜」

それはタイトルだけで、全然進まなかったのでした。

「何やったかな?
アイ、シカバネ、ワレコエル
やったっけ?」


文字だけなら、カしか合ってない。
けれど、北斗の拳みたいでかっこいいタイトルやな。

愛、屍、我越える。

2011-02-18

雨降る夜の部屋の中は

雨足が少し強くなった部屋の中で、仰向けになってると、部屋がぼろくて小さいせいか、自分の胸板に直接雨粒が飛びこんでくる錯覚に陥る。


天井の板の模様が猿の顔に見える。
猿の瞳から出てくる雨を体に受けとめて、私たちは見つめあったまま。


孤独が寄り添ってるのを感じる時もあれば、なんだか期待が沸き上がって仕方ない時もある。
今日は、しんとしていた。

雨が止んだ夜明け、目が覚めた私の体の前面は、水が自由に飛び跳ねちった形状で乾こうとしてるぬかるみである。

2011-02-17

みかんの皮

雪の下のみかんの皮というのは、記憶があやふややけど、無言館の資料本に野見山さんと言う画家が寄せた文章にあったものです。


戦争で志半ばで倒れていく友がたくさんいる中で、ある日、基地から出たら、雪の下にみかんの皮があった。
そのぼんやりした黄色を見た時、猛烈に生きて帰り絵を描きたい、これを描きたいと思った。

そんなような内容やったはず。


おぼろげなものが、生きることを突き動かすこともある。


だからといって、私が2回もコンタクトなくした言い訳にはならないか。

2月3日から1週間後、再びコンタクトをなくした。同じ右目。
ジャンピン!
とケースから元気よく飛んでいきました。

ことの途中

2月3日

朝方。
コンタクトが細長い縦のラックにCDみたいに何百枚も玉野廉みたいな感じで連なってかかっていた。


やはり日の光を浴びてキラキラしていた。

またコンタクトの夢か
と夢の中の私は思った。
しかしそれは明確ではなく、幾層かの雪の下にあるぼんやりしたみかんの皮の黄色のように輪郭がなく、存在の実感ないのに確かにそこにあるというような思いだった。


またコンタクトの夢だった。
目が覚めて思考は輪郭をはっきりあらわにした。

立ち上がり、寝ぼけながら、コンタクトをつけようとしたら右目の方を流してしまった!


私は夢が現実にあふれ出たように思った。

2011-02-16

コンタクトの夢は

2月2日

コンタクトの夢の余韻が消えなかったので、会社の子にその話をした。


「知ってますか?
コンタクトの夢って、周りをもっと見なさいって意味らしいですよ。
探す夢は自分の方向性がわからない時見るんですって」


いたずらっぽい笑みを浮かべて、机の上で両頬杖をつき、長い髪が肩へ流れた上目遣いの会社の子は、とても可愛かった。


反省しました。


その話を豆ちゃんにしたら、夢日記をかいたらー?になったのです。


ことの始まり。

ことの始まりの日記

2月2日

ベッドにハードコンタクトがたくさん落ちていた。

白いシーツにたくさんの薄い青色の小さな円の縁が日の光を反射して光っていた。

私はそれを眺めながら、
どれが自分の右目でどれが自分の左目なんだろう。


何かを探すときのぐるぐるした心境ではなく、明らかに知った土地なのに、懐かしい匂いなのに、ここがどこかわからない。というのと似ていた。

心地よい既視感に揺れるまま目が覚めた。

2011-02-09

ヒサトくん登場

私が「ヒサトくんて、案外ーーーだね」とゆったら、
ヒサトくんは、「ん、まあね〜」と口の端を少しあげ、肩をそらした。

ーーーがまったく思い出せない!

背景は濃い焦げ茶色で、ヒサトくんのトップスは綺麗なターコイズ。

香り

コーヒーを入れてもらって、白いマグカップを両手でつつんだ。暖かさが手のひら全体に染みた。

コーヒーはミストがふんわりのっていて、ナツメグが散らされていた。


ナツメグの香をよけながら、コーヒーの豆の香のみをかごうとマグカップの縁に鼻を近付けた。

指ささないで

3メートルくらい離れたところに、男性がいて、私を人差し指でさして何かゆっている。


段々声が大きくなり、しまいには、さしている腕を上下させ振り回しながらわめきだした。


何をゆっているかわからなかったが、男性が私だということを、私は知っていた。

男性も私が自分であるということを知っていた。

体の中にある管が成長し伸びていき、勝手に肥大化した。
踏んでもちぎれそうにない管で、私と彼はつながっている。

けれど今は、3メートルと離れて、指をさされなきゃいけない。


男性の視神経を通した私は、無表情だが口を少し尖らせていた。