2011-03-02

ウは宇宙船のウ

仲の良かったウさんが、3月で職場を去ります。

さみしいかぎりです。

お給料をもらっておいて大変申し訳ないのですが、
職場は学校のようで、みんながそこそこに仲良く、
あの人眉毛がカモメはばたいてるみたいとかくだらないことを(主に私が)ゆったり、
今これが食べたくてしかたない!とゆったり、
仕事帰りに気になる店に連れ立って行ったり、
居心地がよいのです。

学生時代、日常は日常として青春輝くわけでもなく、
毎日くだらないことーあのこ授業中両手で宿題してたらしいよ!とか、日本史の先生が空飛べるってゆった!とかで一喜一憂し、
帰りにミスドやカラオケいき…1ミクロンもタメにならないことの積み重ねでした。

でもそんな時が人生にとって意外に少ない事に気付くのは過ぎ去ってからで、
そこに自分が存在する最中はまるで永遠の時間かのように勘違いし、
取るに足らない話題や生産性のない楽しい計画を延々繰り出すつもりでいるのです。

解散して振り返るとき、自分たちが果してしまった約束と果せなかった約束が絡み合い長い影になって形づくっているのに気付きます。
並んで歩いていなければ影は溶け合うことなく、
左右道をわかてば、
おのおのの影をそれぞれの生活が埃のように降り積もり、春の日差しにたまに舞うのです。

とりあえず今週は新たな門出を迎えるウさんの心臓に注ぐためトムヤムクンを作るという約束。
美味しく果せますように…