2011-02-16

ことの始まりの日記

2月2日

ベッドにハードコンタクトがたくさん落ちていた。

白いシーツにたくさんの薄い青色の小さな円の縁が日の光を反射して光っていた。

私はそれを眺めながら、
どれが自分の右目でどれが自分の左目なんだろう。


何かを探すときのぐるぐるした心境ではなく、明らかに知った土地なのに、懐かしい匂いなのに、ここがどこかわからない。というのと似ていた。

心地よい既視感に揺れるまま目が覚めた。