それがきっかけで、私が小説を書こうとしていたのを、彼は思い出したのです。
彼はこち亀しか読まない人なので、そんなことは興味ないだろうと思い、言ってなかったんやけど、友達がふとした時に、悪意なくですが、書こうとしていることとタイトルを彼にばらしてしまったのが一年前くらい。
「題何やったっけ?確か長かったよね〜?3行くらいの」
彼は思い出そうとします。
「もういいって〜」
それはタイトルだけで、全然進まなかったのでした。
「何やったかな?
アイ、シカバネ、ワレコエル
やったっけ?」
文字だけなら、カしか合ってない。
けれど、北斗の拳みたいでかっこいいタイトルやな。
愛、屍、我越える。