朝方。
コンタクトが細長い縦のラックにCDみたいに何百枚も玉野廉みたいな感じで連なってかかっていた。
やはり日の光を浴びてキラキラしていた。
またコンタクトの夢か
と夢の中の私は思った。
しかしそれは明確ではなく、幾層かの雪の下にあるぼんやりしたみかんの皮の黄色のように輪郭がなく、存在の実感ないのに確かにそこにあるというような思いだった。
またコンタクトの夢だった。
目が覚めて思考は輪郭をはっきりあらわにした。
立ち上がり、寝ぼけながら、コンタクトをつけようとしたら右目の方を流してしまった!
私は夢が現実にあふれ出たように思った。